小説家を目指して。

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zoom RSS 謎U 「天気予報 曇り 」

<<   作成日時 : 2009/01/03 23:11   >>

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「それで…私にその……謎部だったかな  それに入って欲しいの?」

あの後すぐこの話を切り出すのには少し…いやかなり無理があったので

次の日切り出そうと思いつつ

次の日
次の日
次の日……

結局まるまる1週経ちようやく切り出せた。

だがこのタイミングが実に良かったのではないかと今ではそう思える。

もしあの日の次にでも言ってパニックに陥りでもしたら、頼みの綱は

掃除中で呼び出し不可。 まさに四面楚歌状態でしかも背水状態(矛盾してるが)である。

今ならパニックになっても、なんとか悪魔の囁きであったとしても

乗り切れそうな気がする。

「そうなんだ 是非入って欲しいんだ  ……その…ねぇ…彼…女だし」

「………」

日向の顔が赤くなり今にも湯気が出そうである。

「それでどう?」

「…うん 分かった」

(良かったじゃないの ときか これであと1人だよ)

(四季ちゃん おめ〜)

(あぁ ありがとう)

(あと1人はどうするの?)

(そうなんだよ あと1人については全然考えて無かったんだよ)


1人ボーっと上の空だったのが日向には不思議だったのだろう

「あの  ときか君?」

「…あぁ ごめんごめん 実はまだ部員が1人足りなくて どうしようかなって考えてたんだ」

「まだ部員足りないの?」

「うん」

今度は彼女が上の空だ。

「…」
「…」
(…)
(…)

短い沈黙は心地良いくらいのタイミングで破られる。

「それなら 私のお姉ちゃんを誘えばいいよ」

「……お姉ちゃんなんていたっけ?」

「ん?  そこにいるけど」

指は1メートル先の机……ではなく 1人の女の子を指している

(あれって 冗談?)

(冗談をつくような子じゃないことくらい ときか も知ってるでしょ)

(にゃぁ〜 双子だったんだ)

(いや でも今までそんな姉妹ぶった所見たことないけど)

(名前見れば分かるんじゃないの?)

そうだ名簿を見れば簡単だ。

えーと 景…景  一緒だ…

「え でも同じ呼び方なんてしたことないけど」

「それは 友達が勝手に読み方を変えてたから…」

「でも いいの? 話す前から決めて」

「うん お姉ちゃんには許可とったから」

許可って…さっきから本読んでるだけだけど

と、思いきやおもむろに本を閉じて立ち上がり

こっちにやって来た

(四季ちゃんとりあえず笑顔で挨拶だよ)

(そうそう 初めが肝心だよ)

(確かにな)


「えっと 日陰さんだったかな  本当にいいの?」

「………別に」

「そう」

「………よろしく」

「よろしく」

「………あと」

「?」

「………ひかりんでいい」

「?」

「あぁ呼び名のことだよ 私はひなりんでいいよ」

なぜだか分からないが逆にこっちが恥ずかしくなってきた

「あ…うん 分かった」

「逆に 私たちは ときか 君のことをどう呼べばいいの?」

「う〜ん 別に好きでいいよ」

「そおなの?  なら…………」

「………ときとき」

「え お姉ちゃん今」

「………愛称(ニックネーム)ときとき」

「うん それにしよう」

どうやら決まったようだけど それは止めて欲しい。

好きでいいと言った以上止めるわけにもいかないけれど。

(ときときだって 可愛いよん ときか)

(からかうな ゆきんこ)

(いいじゃん 四季ちゃんにぴったりだよ)

(本当にそう思ってるか?)

(うん)

(さっきから口から失礼な笑い(失笑)が漏れてるぞ)

(やっぱり)

「………手」

「ん?」

「………握って」

見れば姉妹揃って手をつないでいる。そして俺を誘っている

表向き仕方がないように裏向きでは一生懸命手の汗を拭きながら

右手にはひなりん 左手にはひかりん の手を握り

まるでUFOでも呼ぶような格好になった

そしてその瞬間………


(ときとき 聞こえる?)

ゆきんこが「ときとき」なんか言って楽しんでる。まったく

(ねぇ聞こえてる ときか 君)

君? ゆきんこ なら呼び捨てのハズだが

(………ときとき)

この声はまさか

(聞こえたね)

なんで僕の世界に入ってこれるんだ。

僕は頭でもおかしくなったのだろうか?

(なんで僕の世界に君たちがいるんだ?)

(その前に………この人たち誰?)

(私はゆきんこ よろしく)

(みーみーだよ よろしくね)



僕の頭の中が乗っ取られた気分だよまったく

(そんな…酷い こんな可愛い子たちがいたなんて)

(え?)

(………ときとき2股?3股?)

すごい誤解だけど。

(それにこの豪邸は何?)

やっぱり建ってたんだ。

(すごいでしょう がんばって作ったんだよ)

(そんな………そんな………)

目の前にいる日向が急激に青ざめる

その姿を見れば容易に頭の中でどんな状態か想像できる。

(酷い……私は 使い捨てだったのね)

使い捨てって……勘違いの領域超えてるよ

(………ときとき)

(その声は日陰か{まだひかりんは抵抗がある})

(………気を付けて)

(気を付けるって何を?)

(………すぐ分かる)


あぁ分かったよ

目の前に握り拳がまるで生きているかのように僕を目がけて

とんでくる。






A1
A2
A3

起創


よけるんだ自分。

あの時は約3日もかかった計算もその暗号の解読も

まるで小学1年生が解く問題なみに簡単に解けた。



そう拳は水平面から47°で顎を目がけてとんで来ている。

それを一番簡単によけるのには座ればいい。

座るまでの時間は0.3秒で十分回避出来るレベルだ。

相手の拳到着予定は0.7秒後

(………ときとき)

(こんなときにどうしたんだ?)

(………ふふ)

(?)

(………手)

(………!!)

そうだ忘れていた。両手を握られているのだ。

これでは座ろうとしても無理

しかも第2、第3の方法も同じく不可能。

つまり、当たるしかない。


いや少しでも可能性があるのなら。


行け自分





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「…馬鹿」




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